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日本人の競争(教師あり学習から教師なし学習へ) [社会]

 後1ヶ月ほどで平成の時代は終わってしまいますが、識者が新聞や書籍などで平成を振り返って色々な事を言っていますが、平成は概ね「失敗した(失われた30年)」ということのようです。何故失敗したのかについては検証が必要で、それなしには日本は前進できませんが、結論から言ってしまうと、私は日本は第2次世界大戦での失敗を2度繰り返してしまったと思っています。つまり日本は第2次世界大戦での失敗の検証が出来ていなかったということです。

 今から20年ほど前、未来予測として、私はそのうち中国と日本は経済の世界で「モノバカ競争」をやって、丁度第2次世界大戦でドイツが大国ソビエトとモノバカ競争をやって破れた様に、日本は負けるだろうと思っていました。でもこの予想は外れて、中国は本来なら日本が第2次世界大戦での失敗から学んでこの平成の時代に到達しなければいけなかった領域(地点)へと先に行ってしまいました。日本がいまだに到達できていない領域です。

 中国については色々と問題の多いことも分かっていますし、全てを肯定するつもりは全然ありません。ただ一つだけ言えるのは、中国は日本の第2次世界大戦での失敗から多くの事を学んでいるということです。他人の失敗は感情を挟まないで、冷静に客観的に検証できます。残念なことは、当事者の日本が歴史から全く学べていないということです。歴史に学ばなかった民族で繁栄した国って、あるのでしょうか?

 実は最近、もの凄く気になる発言がありました。世耕経産大臣がイスラエルを訪問した時に言った、

「イスラエルは0から1を生み出すのは得意だけど、日本は1を100にするのが得意だ。」

という発言です。実は昔、ある大企業の取締役がこれと同じ様な発言をしていたのを思い出して、この言葉は世耕大臣の言葉でもあると同時に、今の日本の産業界の総意なんだろうなということです。日本はイスラエルの100倍仕事をしているから、使って欲しかったらアイデアを持って来いという意味にも取れます。これでイスラエルと良好な関係が結べるでしょうか?本来なら、

「イスラエルは0から1を生み出すのは得意だけど、日本は9を10にするのが得意だ。」

と言うべきです。

 100歩譲ったとして、今がモノの時代で、日本が後追いの応用で世界を席巻して荒稼ぎをしている時代に言っている言葉ならまだ分かります。でも平成の情報化社会ではそれができなかったから日本は失敗したのではないでしょうか?世界がグローバル化して世界で最初に一番になった者だけが利益をかっさらっていける時代です。そしてこれはこれからのポスト情報化の時代でも変わらないと思います。ただ、日本人の頭の中が、モノの時代から全然変わっていないということです。

 逆に中国は、そのイスラエルから世界標準のイノベーションの方法を学んで、現在情報科学(コンピュータ・サイエンス)の分野では、トップ10の半分は中国系の大学です。また上位100位の中の1/4も中国系で占められています。世界での競争がゼロサム・ゲームからイノベーションの競争に変わったのに、日本だけが古代中国の科挙の悪習を日本版にアレンジしたゼロサム・ゲームで戦っているといった感じでしょうか?

 人は何故、勉強するのでしょうか?それは「教師あり学習」の時期を終えて、実社会の「教師なし学習」でアウトプットを出せるようにするためです。先のブログでSTEAMのことを書きましたが、今世界の教育現場で起きている、STEMやSTEAMの本質ってなんでしょうか?それは一言で言うと、学びの段階(教師あり学習)の時から、教師なし学習で結果を出せるような教育をしようという流れです。目的はあくまでも教師なし学習で結果を出すことであり、教師なし学習でイノベーションを起こせる人材を作ろうとしているわけです。

 そしてその流れはAIの発展と照らして見た時、正しい流れです。AIの機械学習には、「教師あり学習」、「強化学習」、「教師なし学習(予測学習)」の3つがありますが、現時点でAIにはまだ無理で人間のアドバンテージが大きいのが、「教師なし学習」です。「教師あり学習」はもうかなりの部分がAIに侵食されていっています。これからの時代、高校3年間の学習範囲である大学入試でベストフィットした東大理Ⅲのような能力の価値は、世界的にはどんどん価値がなくなっていくと思います。必然的に人間はAIに比べてまだ人間にだけにしかできない領域で戦っていくしかないからです。

 前に日本人とユダヤ人は全ての点で真逆だと書きましたが、日本人の競争が基本的に「ゼロサム・ゲーム」であるのに対して、ユダヤ人の競争は「イノベーション」です。そしてモノの時代には、競争としてゼロサム・ゲームが有利であったのに対して、情報化時代やポスト情報化時代では圧倒的にイノベーションが有利であるということです。これからのポスト情報化時代を戦っていく上で、このことははっきりと認識すべきだと思います。

 最後につまらない話を一つします。現在東大理Ⅰや理Ⅱより偏差値の高い学部は医学部だけになりますが、その医学部の数をざっと数えてみるとその人達の人数が大体数千人ほどになります。それに東大文Ⅰを出て、官僚になるような人を含めて、今日本のトップクラスの人材は世界的な競争とは全く関係のない人達です。日本国内の椅子取りゲームの勝利者です。この状況って、大航海時代のスペインやポルトガルが没落していった状況とぴったりと重なります。スペインやポルトガルは大航海時代に新大陸から搾取した富を国内で奪い合うだけのゼロサム・ゲームに明け暮れて没落していきました。

 一方、その時イギリスはディズレーリが首相になって海外にうって出て、大英帝国の黄金時代を迎えることになります。私には、今の日本がスペインやポルトガル見えて、中国がイギリスに見えます。日本人の頭の良さって、圧倒的に教師あり学習の段階で語られますが、それは準備段階にしかすぎません。(それももの凄く幼稚で中途半端で時代遅れな範囲で!!)そして教師なし学習で成果を出す方法については、ほとんど何も教えてくれません。これって、今世界の教育の現場で起こっている流れとは真逆の方向です。中国のことはともかくとして、日本はスペインやポルトガルのような没落の道を歩むのでしょうか?


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by  チイ 

 

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モンティ・ホール問題 [学問]

 最近、一般向けに書かれた人口知能の解説書の中に、「モンティ・ホール問題」という名前をよく見かけるようになりました。モンティ・ホール問題は、別名「三つの扉問題」や「三囚人問題」と同種の問題です。一見すると直観に反するような問題なのですが、最近は日本の国会でも統計で嘘をつく様な問題が取り沙汰されているので、頭の体操だと思って考えてみると面白いです。三つの扉問題とは以下のような問題です。

(問題1)

三つの扉A、B、Cがあり、司会者とゲストがいる。司会者はゲストの見ていない所で、一つの扉の後ろに賞品を隠す。ゲストに扉を選ばせ、賞品の隠されている扉(当たり)を言い当てたらゲストはその賞品を獲得できるものとする。ゲストは扉Aを選んだとする。選んだ扉を開ける前に司会者は、「私は当たりの扉を知っていますので、残った二つの扉B、Cのうち外れの扉を開けてお見せしましょう」といって実際に外れの扉を開け、確かに外れであることを確認させる。その扉がBであったとする。そして、さらに司会者はゲストに、「最初に選んだ扉Aのままでも良いですが、まだ開けていない扉Cに変えても構いません」と言う。この時、以下の問いに答えよ。

(1)ゲストが扉Aを選んだ時点で、その扉が当たりである確率を求めよ。

(2)司会者が扉Bを開けて、それが外れであることを示した時点で扉Aが当たりである確率を求めよ。

(3)ゲストのとるべき行動について、以下のいずれが正しいか?

1) 選択を変えてはならない

2) 選択をAからCに変えるべきである

3) 選択を変えても変えなくても同じである


答えは先に言ってしまうと、

(1) 1/3

(2) 1/3

(3) 2)

となります。


(問題1の解説)

S(原因)は、扉A、B、Cが当たりであることをS=ωA、S=ωB、S=ωCとすると、事前確率は
P(ωA) =  P(ωB) = P(ωC) = 1/3 
になります。
X(結果)は、司会者が扉Bを開けることをX=oB、扉Cを開けることをX=oCで表すことにすると、
求めたいのは、司会者が扉Bを開けたという条件の下で、扉Aが当たりである事後確率は、P(ωA | oB)であるので、
次のように場合分けをして、
(1)扉Aが当たりの場合、P(oB | ωA) = 1/2(P(oC | ωA) = 1/2)
(2)扉Bが当たりの場合 P(oB | ωB) = 0(P(oC | ωB) = 1)
(3)扉Cが当たりの場合 P(oB | ωC) = 1(P(oC | ωC) = 0)
となります。
これを条件付き確率の問題として考えると、下図1のような図が描けて、司会者が扉Bを開けて見せるのは水色部(a)、(b)となり、その内扉Aが当たりであるのは(a)の部分であるので、
P(ωA | oB)  = (a) / {(a) + (b)} = 1/3
となります。

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          図1 司会者が正解を知っている場合

このことは、ベイズの定理を使うと、代数的にももっと明白に理解することができますが、やっていることは上の条件付き確率と同じことになります。

P(ωA | oB)

 = P(ωA )P(oB | ωA) / {P(ωA )P(oB | ωA) + P(ωB)P(oB | ωB)+ P(ωC )P(oB | ωC)}

 = (1/3)x(1/2) / {(1/3)x(1/2) + (1/3)x0 + (1/3)x1}

 = 1/3

同様に、

P(ωB | oB) = 0

P(ωC| oB) = 2/3

となります。


(問題2)
もう一つの問題は、(問題1)の設定で、ゲストも司会者も正解を知らない場合です。すなわち、司会者、ゲスト以外の第三者が賞品を隠し、ゲストが扉Aを選んだ後、正解を知らない司会者が扉Bを開けたら外れだったという場合である。

この場合、答えは、
(1) 1/3
(2) 1/2
(3) 3)
となります。


(問題2の解説)

X(結果)は、司会者が扉Bを開けて外れであることをX=oB、当たりであることをX=oB*、扉Cを開けて外れであることをX=oC、当たりであることをX=oC*で表すと、
求めたいのは、司会者が扉Bを開て外れであることが分かったという条件の下で、扉Aが当たりである事後確率は、P(ωA | oB)であるので、
次のように場合分けをして、
(1)扉Aが当たりの場合、P(oB | ωA) = 1/2(P(oC | ωA) = 1/2、P(oB* | ωA) = P(oC* | ωA) = 0)
(2)扉Bが当たりの場合 P(oB | ωB) = 0(P(oB* | ωB) = P(oC | ωB) = 1/2、P(oC* | ωB) = 0)
(3)扉Cが当たりの場合 P(oB | ωC) = 1/2(P(oC*| ωC) = 1/2、P(oB* | ωC) = P(oC | ωC) = 0)
これを条件付き確率の問題として考えると、下図2のような図が描けて、司会者が扉Bを開けて外れであるのは水色部(c)、(d)となり、その内扉Aが当たりであるのは(c)の部分であるので、
P(ωA | oB)  = (c) / {(c) + (d)} = 1/2
となります。

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           図2 司会者が正解を知らない場合

これはまた、ベイズの定理から、

P(ωA | oB)

 = (1/3)x(1/2) / {(1/3)x(1/2) + (1/3)x0 + (1/3)x(1/2)}

 = 1/2

となります。

同様に、
P(ωB | oB) = 0
P(ωC| oB) = 1/2
となります。

 また、これらの発展形として、扉の数を3からn(>3)に増やした同様のケースも考えてみるといいかもしれません。理系の難関大を受験される方は、モンティ・ホール問題は常識として知っておいた方がいいと思います。実際にそれは条件付き確率の問題として解くことができますが、ベイズの定理を知っていれば、その理解がより深いものになると思います。ベイズの定理自体は、条件付き確率から簡単に導き出せるものなので、罹患率の簡単なベイズ更新の計算くらいはやっておいた方がいいかもしれません。

 後、どうしても納得できなという人は、実際に自分でプログラムを書いて実験してみるという方法もあります。ただ、そんな時間は無いよという人のために、下記に実際にそのプログラムを公開してくれている人のURLを貼っておきました。数分くらいで、ソースコードをコピペして動かすことができます。


by  チイ



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STEM(ステム)からSTEAM(スティーム)へ [社会]

 ポスト情報化社会を見据えて、今アメリカのシリコンバレーなどではSTEAM人材が注目されているようです。STEAM人材の先駆けと言えば、古くはアインシュタインになります。(2016-02-25に書いたブログ記事、Good vibrations:the role of music in Einstein's thinkingを参照してみてください。)最近では、アップルのスティーブ・ジョブズなどがそうです。(ジョブズの哲学は、「テクノロジーはリベラルアーツと融合して初めて、人の心を謳わせることができる」というものです。)

 STEAM(スティーム)とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Arts)、数学(Mathematics)の5つの頭文字を取った造語です。情報化社会に対応する人材を育成する目的で作られたSTEM(ステム)にA(アートやデザイン)が加えられていることが特徴ですが、その意味は人文系のリベラル・アーツなども含みもっと広範囲に及びます。STEAM人材の本質とは、

・STEAMの目的:新しいヒューマニズム

人間を大切にするという思想

whatやhowよりも、何のために作るのか(why)を大切にする

共感(エンパシー)する心、インクルーシブな社会の実現

・STEAMのマインドセット:イノベーターのマインドセット

think out of the box(型にはまらない)

give it a try(ひとまずやってみる)

fail forward(失敗して、前進する)

・STEAMのメソッド:デザイン思考

直感ベースの発見のためのツール

右脳、五官を使って積極的にアイデアを飛躍させて仮説を形成する

リサーチ→分析→シンセサイズ→ビルド→テスト

に集約することができます。

 STEAMを体現するために、21世紀スキルとなる4C(Critical thinking、Communication、Collaboration、Creativity)を育てる教育として、新しい学びのフレームワークもどんどんと提案されてきています。

・プロジェクト・ベース学習(PBL)

・プロブレム・ベース学習

・デザイン・ベース学習

・アクティブ・ラーニング

これらの学習の特徴は、学習の主体はあくまでも生徒で、教師は学習支援をするファシリテーターになります。また、教師が講義を行う、「指導型」ではなくて、学習者が主体となって、自ら問題解決をする「探求型」の学びです。

 教育においても世界はどんどん先に進んでいるなというのが率直な感想です。文科省が決めた年齢別学習科目と学習範囲の中で点数を競い合うみたいなモデルはもう完全に時代遅れになってきていると思います。モノの時代まではそれでもよかったのかもしれませんが、情報化社会やポスト情報化社会には完全にミスマッチなものになっている気がします。日本は教育においても、世界からは2周回遅れになってしまっているといった感じでしょうか?今の所、STEAMは現代版のリベラル・アーツとしては一番時代にマッチしているように思います。


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by  チイ

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2019年度トランプ一般教書演説(その2) [政治]

 2019年度トランプ一般教書演説(その1)の続きです。

As we work to defend our people's safety, we must also ensure our economic resurgence continues at a rapid pace. No one has benefitted more from our thriving economy than women, who have filled 58 percent of the newly created jobs last year. (Applause.)

You weren't supposed to do that. Thank you very much. Thank you very much.

All Americans can be proud that we have more women in the workforce than ever before. (Applause.)

Don't sit yet. You're going to like this. (Laughter.)

And exactly one century after Congress passed the constitutional amendment giving women the right to vote, we also have more women serving in Congress than at any time before. (Applause.)

AUDIENCE: USA! USA! USA!

THE PRESIDENT: That's great. Really great. And congratulations. That's great.

As part of our commitment to improving opportunity for women everywhere, this Thursday we are launching the first-ever government-wide initiative focused on economic empowerment for women in developing countries.

 我々は国民の安全を守るために働いている。経済の回復を速いペースで進めなければならない。

 昨年に創出された新規雇用の58%を占めた女性たちほど、私たちの発展する経済から恩恵を受けた人々はいない。すべての国民は、これまで以上に多くの女性が働けることを誇りに思うだろう。女性に参政権を与える憲法修正が議会で可決されてからちょうど1世紀、これまでで最も多くの女性が議会で活躍している。素晴らしい。おめでとう。

 あらゆる場面で女性の活躍する機会を改善する取り組みの一環として、我々は途上国の女性の経済的自立に焦点を絞った政府初の事業も始める。

 

To build on — (applause) — thank you. To build on our incredible economic success, one priority is paramount: reversing decades of calamitous trade policies. So bad.

We are now making it clear to China that, after years of targeting our industries and stealing our intellectual property, the theft of American jobs and wealth has come to an end. (Applause.) Therefore, we recently imposed tariffs on $250 billion of Chinese goods, and now our Treasury is receiving billions and billions of dollars.

But I don't blame China for taking advantage of us; I blame our leaders and representatives for allowing this travesty to happen. I have great respect for President Xi, and we are now working on a new trade deal with China. But it must include real, structural change to end unfair trade practices, reduce our chronic trade deficit, and protect American jobs. (Applause.) Thank you.

Another historic trade blunder was the catastrophe known as NAFTA. I have met the men and women of Michigan, Ohio, Pennsylvania, Indiana, New Hampshire, and many other states whose dreams were shattered by the signing of NAFTA. For years, politicians promised them they would renegotiate for a better deal, but no one ever tried, until now.

 驚異的な経済の成功を築くためには、最優先事項として、数十年にわたる悲惨な貿易政策を転換させることだ。

 我々は中国に対し、長年にわたって米国の産業を狙い、知的財産を盗んできた今、雇用と富を盗み取るのはもう終わりだと明確にしておきたい。

 我が国は最近、約2500億ドル(約27兆4000億円)の中国製品に関税を課した。財務省は今、中国から何十億ドルも受け取っている。しかし、我々を利用したと、中国を非難するつもりはない。私は、この茶番を許した我が国の過去の指導者と議員たちを非難する。私はシー近平ジンピン)国家主席をとても尊敬している。

 我々は今、中国との新しい貿易協定に取り組んでいる。しかしその新たな協定には、不公正な貿易慣行を終わらせ、慢性的な貿易赤字を減らし、米国の雇用を守るために、実質的で構造的な改革が含まれなければならない。

 もう一つの歴史的な貿易の大失敗は、北米自由貿易協定(NAFTA)として知られる大惨事だ。

 私はNAFTAによって夢を砕かれたミシガンやオハイオ、ペンシルベニア、インディアナ、ニューハンプシャー、さらに多くの州で男女に会った。何年もの間、政治家はより良い協定を交渉すると公約してきた。しかし、今まで誰も実行を試みなかった。

 

 

Our new U.S.-Mexico-Canada Agreement, the USMCA, will replace NAFTA and deliver for American workers like they haven't had delivered to for a long time. I hope you can pass the USMCA into law so that we can bring back our manufacturing jobs in even greater numbers, expand American agriculture, protect intellectual property, and ensure that more cars are proudly stamped with our four beautiful words: "Made in the USA." (Applause.)

Tonight, I am also asking you to pass the United States Reciprocal Trade Act, so that if another country places an unfair tariff on an American product, we can charge them the exact same tariff on the exact same product that they sell to us. (Applause.)

Both parties should be able to unite for a great rebuilding of America's crumbling infrastructure. (Applause.)

I know that Congress is eager to pass an infrastructure bill, and I am eager to work with you on legislation to deliver new and important infrastructure investment, including investments in the cutting-edge industries of the future. This is not an option. This is a necessity.

The next major priority for me, and for all of us, should be to lower the cost of healthcare and prescription drugs, and to protect patients with preexisting conditions. (Applause.)

Already, as a result of my administration's efforts, in 2018, drug prices experienced their single largest decline in 46 years. (Applause.)

 我々の新しい「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」は、NAFTAに取って代わり、米国の労働者のために役割を果たすだろう。それによって、米国の製造業に雇用を取り戻し、米国の農業を拡大させ、知的財産を保護し、より多くの車に「メイド・イン・ザ・USA」の美しい四つの単語を誇らしげに刻印することを保証できる。

 私は今夜、相互貿易法を議会で通過させることを求めたい。他国が不当な関税を米国の製品に課したら、我々も彼らが売りたい同様の製品に全く同じ関税を課せるようにするためだ。

 両党は、米国のボロボロのインフラ再建という偉大な仕事のため団結できるはずだ。

 私は、議会がインフラ整備法案を通すことに意欲を持っているのを知っている。私は、未来の最先端産業のための投資を含めた、新しくて重要なインフラ投資を実行するための法整備で、あなたたちと一緒に働きたくてたまらない。これは選択の問題ではない。必要不可欠なものだ。

 私だけでなく、私たち全員にとって次の大きな優先事項は、医療と処方薬の費用を減らし、既往症のある患者を守ることだ。

 私の政権の努力の結果として、既に薬の価格は2018年に、46年間で最大の下げ幅を経験した。

 

But we must do more. It's unacceptable that Americans pay vastly more than people in other countries for the exact same drugs, often made in the exact same place. This is wrong, this is unfair, and together we will stop it — and we'll stop it fast. (Applause.)

I am asking Congress to pass legislation that finally takes on the problem of global freeloading and delivers fairness and price transparency for American patients, finally. (Applause.)

We should also require drug companies, insurance companies, and hospitals to disclose real prices to foster competition and bring costs way down. (Applause.)

No force in history has done more to advance the human condition than American freedom. In recent years — (applause) — in recent years, we have made remarkable progress in the fight against HIV and AIDS. Scientific breakthroughs have brought a once-distant dream within reach. My budget will ask Democrats and Republicans to make the needed commitment to eliminate the HIV epidemic in the United States within 10 years. We have made incredible strides. Incredible. (Applause.) Together, we will defeat AIDS in America and beyond. (Applause.)

Tonight, I am also asking you to join me in another fight that all Americans can get behind: the fight against childhood cancer. (Applause.)

 しかし、我々はもっとやらなければならない。米国人が、たいてい全く同じ場所で作られている全く同じ薬のために、他国の人より非常に高い金額を支払わされるのを受け入れることはできない。こんなことは間違っており不公平だ。力を合わせ速やかにやめさせたい。

 私は、医薬品開発費の負担が世界的に不公正になっている問題にようやく取り組み、米国の患者にとって公平性と価格の透明性を提供する法律を通すことを求めている。製薬会社や保険会社、病院に対し、競争を促し、価格を下げるために実際の価格を開示することも要求すべきだ。

 歴史上、米国の自由ほどの力を持って、人々の境遇を進歩させたものはほかにない。ここ数年で我々は、HIV(エイズウイルス)との闘いで目を見張る進展を遂げた。科学の飛躍的進歩は、遠い夢を手の届く距離に引き寄せた。私は、10年以内に米国でHIVの流行を確実になくすために必要な予算を民主党と共和党に求めたい。一緒に米国のエイズに打ち勝とう。

 今夜、私は全ての米国人が支持できる別の闘いに参加することも求めている。それは小児がんとの闘いだ。

 

Joining Melania in the gallery this evening is a very brave 10-year-old girl, Grace Eline. Every birthday — (applause) — hi, Grace. (Laughter.) Every birthday since she was four, Grace asked her friends to donate to St. Jude's Children's Hospital. She did not know that one day she might be a patient herself. That's what happened.

Last year, Grace was diagnosed with brain cancer. Immediately, she began radiation treatment. At the same time, she rallied her community and raised more than $40,000 for the fight against cancer. (Applause.) When Grace completed treatment last fall, her doctors and nurses cheered — they loved her; they still love her — with tears in their eyes as she hung up a poster that read: "Last day of chemo." (Applause.) Thank you very much, Grace. You are a great inspiration to everyone in this room. Thank you very much.

Many childhood cancers have not seen new therapies in decades. My budget will ask Congress for $500 million over the next 10 years to fund this critical lifesaving research.

To help support working parents, the time has come to pass School Choice for Americans' children. (Applause.) I am also proud to be the first President to include in my budget a plan for nationwide paid family leave, so that every new parent has the chance to bond with their newborn child. (Applause.)

There could be no greater contrast to the beautiful image of a mother holding her infant child than the chilling displays our nation saw in recent days. Lawmakers in New York cheered with delight upon the passage of legislation that would allow a baby to be ripped from the mother's womb moments from birth. These are living, feeling, beautiful babies who will never get the chance to share their love and their dreams with the world. And then, we had the case of the Governor of Virginia where he stated he would execute a baby after birth.

To defend the dignity of every person, I am asking Congress to pass legislation to prohibit the late-term abortion of children who can feel pain in the mother's womb. (Applause.)

Let us work together to build a culture that cherishes innocent life. (Applause.) And let us reaffirm a fundamental truth: All children — born and unborn — are made in the holy image of God.

 観客の中で今晩メラニアと一緒にいるのは、とても勇敢な10歳の女の子、グレイス・イラインだ。やあグレイス。彼女は4歳の時から誕生日のたびに、セントジュード小児研究病院への寄付を友人に呼びかけていた。彼女は自身が、患者になる日が来るとは思わなかった。それが起こった。昨年、グレイスは脳のがんと診断された。すぐに彼女は放射線治療を始めた。同時に地域に呼びかけ、がんとの闘いのために4万ドル以上を集めた。彼女が昨秋、治療を終えた際、「化学療法の最終日」というポスターを掲げると、彼女の医師や看護師が目に涙をためて喜んだ。ありがとうグレイス、あなたはこの部屋にいる全員の励みだ。

 多くの小児がんは新しい治療法が見つかっていない。私は、命を救う重要な研究のため5億ドルの予算を議会に求めている。

 共働きの親を助けるため、米国の子供たちのための公立学校選択制を通す時が来た。私は、有給の家族休暇を全国的に導入する計画を予算案に含める最初の大統領となることを誇りに思う。親がみな、生まれたばかりの子供と親密な絆を結べるようにするためだ。

 母親が幼児を抱く美しい映像と比べ、我々の国で最近流れた身も凍るような映像ほど、大きなコントラストを示すものはない。

 ニューヨークの議員は、生まれる寸前の赤ちゃんを中絶できるようにする法案の通過を喜んだ。こうした赤ちゃんは、生きていて感覚を備える美しい存在なのに、この世の愛も夢も決して触れられない。バージニア州の知事に至っては、その発言で、出産後に赤ちゃんを処刑する意図まで示した。

 全ての人の尊厳を守るため、私は、母親の胎内で子供が痛みを感じることができる妊娠後期の中絶を禁止する法案を通過させるよう求めている。

 無垢(むく)の生命を大事にする文化を共に築こう。根本の真実を再確認しよう。生まれた子もこれから生まれる子も、神の神聖な御姿をかたどったものだ。

 

The final part of my agenda is to protect American security. Over the last two years, we have begun to fully rebuild the United States military, with $700 billion last year and $716 billion this year.

We are also getting other nations to pay their fair share. (Applause.) Finally. Finally. For years, the United States was being treated very unfairly by friends of ours, members of NATO. But now we have secured, over the last couple of years, more than $100 billion of increase in defense spending from our NATO Allies. (Applause.) They said it couldn't be done.

As part of our military build-up, the United States is developing a state-of-the-art missile defense system.

Under my administration, we will never apologize for advancing America's interests.

For example, decades ago, the United States entered into a treaty with Russia in which we agreed to limit and reduce our missile capability. While we followed the agreement and the rules to the letter, Russia repeatedly violated its terms. It's been going on for many years. That is why I announced that the United States is officially withdrawing from the Intermediate-Range Nuclear Forces Treaty, or INF Treaty.

Perhaps — (applause) — we really have no choice. Perhaps we can negotiate a different agreement, adding China and others, or perhaps we can't — in which case, we will outspend and out-innovate all others by far. (Applause.)

 私の計画の最後は米国の安全保障についてだ。

 ここ2年以上、昨年は7000億ドル、今年は7160億ドルをかけて、我々は米軍を全面的に立て直すことに着手してきた。我々は他の国々に対して公平な分担をさせている。やっとだ。長年の間、米国は、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国である友好国から非常に不公平に扱われてきた。しかし、この2、3年でNATOの同盟国による1000億ドルを超える防衛支出の増額を確保した。彼らができないと言っていたものだ。

 軍増強の一環として、米国は最新式のミサイル防衛システムを開発している。

 私の政権下では、米国の利益を促進したことを巡って我々が謝ることは決してない。

 例えば、数十年前、米国はロシアとミサイル能力を制限し、縮小する条約を締結した。我々が合意とルールを誠実に守る一方、ロシアは長年、繰り返し取り決めを破ってきた。それが、私が中距離核戦力(INF)全廃条約から正式に離脱することを発表した理由だ。それ以外に選択肢がない。

 おそらく我々は中国やその他を加えて異なる合意を交渉できる。もしできなければ、我々は、ほかのどの国もはるかにしのぐ費用をかけて技術革新を行い優位に立つ。

 

As part of a bold new diplomacy, we continue our historic push for peace on the Korean Peninsula. Our hostages have come home, nuclear testing has stopped, and there has not been a missile launch in more than 15 months. If I had not been elected President of the United States, we would right now, in my opinion, be in a major war with North Korea. (Applause.)

Much work remains to be done, but my relationship with Kim Jong Un is a good one. Chairman Kim and I will meet again on February 27th and 28th in Vietnam. (Applause.)

Two weeks ago, the United States officially recognized the legitimate government of Venezuela — (applause) — and its new President, Juan Guaidó. (Applause.)

We stand with the Venezuelan people in their noble quest for freedom, and we condemn the brutality of the Maduro regime, whose socialist policies have turned that nation from being the wealthiest in South America into a state of abject poverty and despair. (Applause.)

Here in the United States, we are alarmed by the new calls to adopt socialism in our country.

AUDIENCE: Booo —

THE PRESIDENT: America was founded on liberty and independence, and not government coercion, domination, and control. (Applause.) We are born free and we will stay free. (Applause.)

AUDIENCE: USA! USA! USA!

THE PRESIDENT: Tonight, we renew our resolve that America will never be a socialist country. (Applause.)

AUDIENCE: USA! USA! USA!

THE PRESIDENT: One of the most complex set of challenges we face, and have for many years, is in the Middle East. Our approach is based on principled realism, not discredited theories that have failed for decades to yield progress. For this reason, my administration recognized the true capital of Israel, and proudly opened the American Embassy in Jerusalem. (Applause.)

Our brave troops have now been fighting in the Middle East for almost 19 years. In Afghanistan and Iraq, nearly 7,000 American heroes have given their lives. More than 52,000 Americans have been badly wounded. We have spent more than $7 trillion in fighting wars in the Middle East.

 大胆で新しい外交の一環として、我々は朝鮮半島での平和のために歴史的な努力を続けている。我々の人質は帰国した。核実験は止まった。ミサイル発射は15か月間、行われてこなかった。私が米国の大統領に選ばれていなかったら、私の考えでは、今まさに、北朝鮮と大規模戦争になっていただろう。多くの仕事が残っているが、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と私の関係はよいものだ。金委員長と私は2月27、28日にベトナムで再び会う。

 2週間前、米国は正統なベネズエラ政府および新しい大統領、フアン・グアイド氏を正式に承認した。ベネズエラの人々の高貴な自由の追求を支持する。マドゥロ政権の残忍性を非難する。彼らの社会主義政策は、南米で最も裕福だった国を、みじめな貧困と絶望の国に転落させたた。

 ここ米国で、我々の国に社会主義を採用しようという新たな要求を警戒している。米国は、政府の強制でも支配でも統制でもなく、自由と独立の上に築かれた。我々は生まれながらに自由で、自由であり続ける。今夜、米国が決して社会主義国にならないという決意を再確認する。

 我々が長年にわたって直面する試練の中でもとりわけ複雑なものの一つは、中東にある。

我々の取り組みは、原則にのっとる現実主義に基づいている。何十年も進展がなかった信用できない理論ではない。だからこそ我々の政権は、イスラエルの真の首都を認め、誇りを持ってエルサレムに大使館を開いた。

 我々の勇敢な兵士は今、ほぼ19年間にわたって中東で戦ってきた。アフガニスタンとイラクでは7000人近い米国人の英雄が命をささげた。5万2000人以上の米国人が重傷を負った。我々は7兆ドル以上を中東での戦闘で費やしてきた。

 

As a candidate for President, I loudly pledged a new approach. Great nations do not fight endless wars. (Applause.)

When I took office, ISIS controlled more than 20,000 square miles in Iraq and Syria — just two years ago. Today, we have liberated virtually all of the territory from the grip of these bloodthirsty monsters.

Now, as we work with our allies to destroy the remnants of ISIS, it is time to give our brave warriors in Syria a warm welcome home.

I have also accelerated our negotiations to reach — if possible — a political settlement in Afghanistan. The opposing side is also very happy to be negotiating. Our troops have fought with unmatched valor. And thanks to their bravery, we are now able to pursue a possible political solution to this long and bloody conflict. (Applause.)

In Afghanistan, my administration is holding constructive talks with a number of Afghan groups, including the Taliban. As we make progress in these negotiations, we will be able to reduce our troop's presence and focus on counterterrorism. And we will indeed focus on counterterrorism.

We do not know whether we will achieve an agreement, but we do know that, after two decades of war, the hour has come to at least try for peace. And the other side would like to do the same thing. It's time. (Applause.)

 大統領候補として、私は新しい取り組みを声高に約束した。偉大な国は、終わりなき戦争はしない。

 私が就任した時、イスラム過激派組織「イスラム国」はイラクとシリアの2万平方マイル以上を支配していた。今日、血に飢えた怪物の支配から、我々は実質的に全領土を解放した。

 「イスラム国」の残党を壊滅するため、同盟国と連携して取り組んでいる今、我々のシリアにいる勇敢な戦士に温かい「お帰りなさい」を贈る時だ。

 私はまた、アフガニスタンで政治的解決を、可能なら実現させるための交渉を加速させてきた。敵対勢力もまた、交渉が行われていることをとてもうれしく思っている。我々の軍は比類なき勇猛さで戦ってきた。そして、彼らの勇気のおかげで、我々は今、この長く血を見るような紛争の政治的解決となりうることに取り組むことができる。

 アフガニスタンで私の政権は、(旧支配勢力)タリバンを含む数多くの勢力と建設的な対話を行っている。これらの交渉が進展すれば、我々の軍の駐留部隊を減らし、テロ対策に集中することができるだろう。我々は実際にテロ対策に集中する。(和平)合意を実現できるかどうかはわからない。しかし、20年に及ぶ戦争を経て、少なくとも和平達成に向けて努力する時が来たことを我々はわかっている。相手も同じことをしたいと思っている。その時だ。

 

Above all, friend and foe alike must never doubt this nation's power and will to defend our people. Eighteen years ago, violent terrorists attacked the USS Cole. And last month, American forces killed one of the leaders of that attack. (Applause.)

We are honored to be joined tonight by Tom Wibberley, whose son, Navy Seaman Craig Wibberley, was one of the 17 sailors we tragically lost. Tom, we vow to always remember the heroes of the USS Cole. (Applause.) Thank you, Tom.

My administration has acted decisively to confront the world's leading state sponsor of terror: the radical regime in Iran. It is a radical regime. They do bad, bad things.

To ensure this corrupt dictatorship never acquires nuclear weapons, I withdrew the United States from the disastrous Iran nuclear deal. (Applause.)

And last fall, we put in place the toughest sanctions ever imposed by us on a country.

We will not avert our eyes from a regime that chants "Death to America" and threatens genocide against the Jewish people. (Applause.) We must never ignore the vile poison of anti-Semitism, or those who spread its venomous creed. With one voice, we must confront this hatred anywhere and everywhere it occurs.

 敵味方の区別なく何より重要なのは、国民を守ろうとするこの国の力と意思を疑ってはならないことだ。18年前、テロリストたちは米駆逐艦「コール」を襲撃した。そして先月、米軍はこの襲撃の首謀者の一人を殺害した。

 我々は今夜、トム・ウィバリーが参加してくれたことを光栄に思う。彼の息子で海軍上等兵のクレイグ・ウィバリーは、我々が悲劇的に失った17人の乗組員の1人だった。トム、我々はいつでも、駆逐艦コールの英雄たちを記憶にとどめると誓う。ありがとう、トム。

 私の政権は、世界で有数のテロ支援国家であるイランの急進的な政権に立ち向かうため、断固とした態度で行動してきた。急進的な政権だ。彼らは本当に悪いことをする。

 この邪悪な独裁政権が核兵器を決して保有しないことを確実にするため、私は破滅的なイラン核合意から米国を撤退させた。そして我々は昨年秋、米国が一国に科すものとしては最も厳しい制裁を発動させた。

 我々は、米国に対して死を唱え、ユダヤの人々に対して集団虐殺を行うと脅す政権から目をそらさない。反ユダヤ主義という卑劣な害毒、その悪意に満ちた信念を広める人々を、決して無視してはならない。我々は一致団結し、こうした憎しみがいかなる場所で生じたとしても、立ち向かわなければならない。

 

Just months ago, 11 Jewish-Americans were viciously murdered in an anti-Semitic attack on the Tree of Life synagogue in Pittsburgh. SWAT Officer Timothy Matson raced into the gunfire and was shot seven times chasing down the killer. And he was very successful. Timothy has just had his 12th surgery, and he is going in for many more. But he made the trip to be here with us tonight. Officer Matson, please. (Applause.) Thank you. We are forever grateful. Thank you very much.

Tonight, we are also joined by Pittsburgh survivor, Judah Samet. He arrived at the synagogue as the massacre began. But not only did Judah narrowly escape death last fall, more than seven decades ago, he narrowly survived the Nazi concentration camps. Today is Judah's 81st birthday. (Applause.)

AUDIENCE: (Sings "Happy Birthday.") (Applause.)

MR. SAMET: Thank you!

THE PRESIDENT: They wouldn't do that for me, Judah. (Laughter.)

Judah says he can still remember the exact moment, nearly 75 years ago, after 10 months in a concentration camp, when he and his family were put on a train and told they were going to another camp. Suddenly, the train screeched to a very strong halt. A soldier appeared. Judah's family braced for the absolute worst. Then, his father cried out with joy, "It's the Americans! It's the Americans!" (Applause.) Thank you.

A second Holocaust survivor who is here tonight, Joshua Kaufman, was a prisoner at Dachau. He remembers watching through a hole in the wall of a cattle car as American soldiers rolled in with tanks. "To me," Joshua recalls, "the American soldiers were proof that God exists, and they came down from the sky." They came down from Heaven.

 わずか数か月前のことだが、(東部)ピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)「生命の木」で、ユダヤ系米国人11人が反ユダヤ主義の襲撃によって残忍な形で殺害された。SWAT(警察特殊部隊)のティモシー・マットソン隊員は銃撃のさなかに突入し、7回撃たれながらも犯人を追跡した。そして非常に成功した。ティモシーは12回目の手術を受けたばかりで、さらに多くの手術を受ける。しかし、今夜、我々と共にここにいるために駆けつけた。マットソン隊員、ありがとう。我々は、永遠に感謝する。本当にありがとう。

 今夜、ピッツバーグの事件の生存者ジュダ・サメットも参加している。彼は、虐殺が始まった時にシナゴーグに到着した。しかし、彼は昨秋、死を免れただけではない。70年以上前、ナチスの強制収容所でも辛うじて生き残ったのだ。今日はジュダの81歳の誕生日だ(拍手。誕生日を祝う歌が歌われる)。彼らは私のためにそうしてくれないよ、ジュダ。ジュダは、約75年前、強制収容所で10か月間過ごした後、家族と列車に乗せられ、別の収容所に行くと言われたまさにその時を、今でも思い出すことができると言う。突然、列車がキーッと音を立てて止まった。1人の兵士が現れた。ジュダの家族は最悪の事態を覚悟した。そのとき、彼の父親は大きな喜びの声を上げた。「米国人だ、米国人だ」と。

 今夜ここにいる、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を生き抜いた2人目の人物のジョシュア・カウフマンは、ダッハウ強制収容所の捕虜だった。彼は、家畜運搬車の壁の穴をのぞき、米兵が戦車で続々とやって来るのを見たことを覚えている。ジョシュアは「私にとって、米兵は神が存在するという証しであり、彼らは空から下りてきた。彼らは天国から下りてきた」と回想する。

 

I began this evening by honoring three soldiers who fought on D-Day in the Second World War. One of them was Herman Zeitchik. But there is more to Herman's story. A year after he stormed the beaches of Normandy, Herman was one of the American soldiers who helped liberate Dachau. (Applause.) He was one of the Americans who helped rescue Joshua from that hell on Earth.

Almost 75 years later, Herman and Joshua are both together in the gallery tonight, seated side-by-side, here in the home of American freedom. Herman and Joshua, your presence this evening is very much appreciated. Thank you very much. (Applause.) Thank you.

When American soldiers set out beneath the dark skies over the English Channel in the early hours of D-Day, 1944, they were just young men of 18 and 19, hurtling on fragile landing craft toward the most momentous battle in the history of war.

They did not know if they would survive the hour. They did not know if they would grow old. But they knew that America had to prevail. Their cause was this nation and generations yet unborn.

Why did they do it? They did it for America. They did it for us.

Everything that has come since — our triumph over communism, our giant leaps of science and discovery, our unrivaled progress towards equality and justice — all of it is possible thanks to the blood and tears and courage and vision of the Americans who came before.

 今晩、私はまず、第2次世界大戦中の「Dデー」(ノルマンディー上陸作戦の決行日)に戦った兵士3人を称賛することから始めた。そのうちの1人がハーマン・ゼイトチクだった。

 だが、ハーマンの物語はもっとある。ハーマンはノルマンディー海岸を急襲した1年後、ダッハウ(強制収容所)の解放を手助けした米兵の1人だった。彼は、この世の地獄からジョシュアの救出を支援した米国人の1人だった。75年近くがたち、ハーマンとジョシュアは今夜、ギャラリーの中に共にいる。米国の自由発祥の地であるこの場に、隣り合って座っている。ハーマンとジョシュア。あなたたちが今晩ここにいることにとても感謝している。

 1944年、Dデーの早い時間帯、英仏海峡の暗い空の下で米兵が作戦に着手した時、彼らは18、19歳のただの若者だった。不安定な上陸用舟艇で、戦争の歴史の中で最も重要な戦闘へと突き進んでいったのだ。

 彼らは、その時を生き残れるのかわからなかった。年を重ねられるのかもわからなかった。しかし彼らは、米国が優勢でなければならないことはわかっていた。この国家、そして、まだ生まれていない世代(のために戦うこと)が彼らの大義だった。

 なぜ彼らはそうしたのか。米国のため、私たちのためにそうしたのだ。

 共産主義への勝利、科学と発見の大いなる飛躍、他の追随を許さない平等と正義への前進――。全てが、先人の血と涙と勇気、先見の明のおかげなのだ。

 

Think of this Capitol. Think of this very Chamber, where lawmakers before you voted to end slavery, to build the railroads and the highways, and defeat fascism, to secure civil rights, and to face down evil empires.

Here tonight, we have legislators from across this magnificent republic. You have come from the rocky shores of Maine and the volcanic peaks of Hawaii; from the snowy woods of Wisconsin and the red deserts of Arizona; from the green farms of Kentucky and the golden beaches of California. Together, we represent the most extraordinary nation in all of history.

What will we do with this moment? How will we be remembered?

I ask the men and women of this Congress: Look at the opportunities before us. Our most thrilling achievements are still ahead. Our most exciting journeys still await. Our biggest victories are still to come. We have not yet begun to dream.

We must choose whether we are defined by our differences or whether we dare to transcend them.

We must choose whether we squander our great inheritance or whether we proudly declare that we are Americans.

We do the incredible. We defy the impossible. We conquer the unknown.

 この議事堂に思いをはせよう。あなたたちより前に(ここにいた)議員たちが、奴隷制に終止符を打ち、鉄道や高速道路を建設し、ファシズムを打ち倒し、公民権を獲得し、悪の帝国を屈服させるために投票を行った、まさにこの議場に思いをはせよう。

 今夜ここには、この壮大な共和国の各地から来た議員たちがいる。メーン州の岩石の多い海岸やハワイ州の火山の峰々から。ウィスコンシン州の雪深い森やアリゾナ州の赤い砂漠から。ケンタッキー州の青々とした農地やカリフォルニア州の黄金の砂浜から。我々は共に、歴史上最も類いまれな国家の議員を務めている。

 我々はこの瞬間、何をしようとしているのだろうか。我々はどのように記憶に残るのだろうか。私はこの議会の男女に求める。目の前にある機会を見よ! 最も感動させる偉業が、まだこの先にある。最も刺激的な旅が、まだこの先に待ち受けている。我々の最大の勝利はまだ先のことだ。我々の夢はまだ始まっていない。

 我々は、不一致によって規定されてしまうのか、勇気を持って違いを乗り越えていくのか、選ばなくてはならない。

 我々は、受け継いできたものを無駄遣いするつもりなのか、あるいは、米国人だと誇らしげに宣言するつもりなのかを選ばなければならない。我々は信じられないようなことをする。我々は不可能なことに挑む。我々は未知なるものに打ち勝つ。

 

This is the time to reignite the American imagination. This is the time to search for the tallest summit and set our sights on the brightest star. This is the time to rekindle the bonds of love and loyalty and memory that link us together as citizens, as neighbors, as patriots.

This is our future, our fate, and our choice to make. I am asking you to choose greatness.

No matter the trials we face, no matter the challenges to come, we must go forward together.

We must keep America first in our hearts. We must keep freedom alive in our souls. And we must always keep faith in America's destiny that one nation, under God, must be the hope and the promise, and the light and the glory, among all the nations of the world.

Thank you. God bless you. And God bless America. Thank you very much. Thank you. (Applause.)

 

 今こそ米国の想像力を再び燃え上がらせる時だ。最も高い頂を目指し、何よりも輝く星を目指して目標を設定する時だ。我々を市民として、隣人として、愛国者として結びつける愛と忠誠、そして記憶の絆をよみがえらせる時だ。

 これが我々の未来であり、運命であり、選ぶ道だ。私はあなたたちに偉大さを選ぶよう求めている。

 どんな困難に直面しようと、どんな難問が降りかかってこようと、我々は共に前進しなければならない。

 我々は、心の中に「米国第一」を掲げなければならない。魂の中に自由を息づかせなければならない。そして、神のみもとにある一つの国として世界各国の希望であり、期待であり、光であり、名誉であるべきだ――という米国の運命にいつでも信念を持ち続けなければならない。

 ありがとう。みなさんに、そして米国に神のご加護がありますように。そして、おやすみなさい。

by  チイ


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2019年度トランプ一般教書演説(その1) [政治]

 昨日行われたトランプ大統領の2019年度一般教書演説の全英文と和訳の写しです。英語のリーディングに役立ててください。


Madam Speaker, Mr. Vice President, Members of Congress, the First Lady of the United States — (applause) — and my fellow Americans:

We meet tonight at a moment of unlimited potential. As we begin a new Congress, I stand here ready to work with you to achieve historic breakthroughs for all Americans.

Millions of our fellow citizens are watching us now, gathered in this great chamber, hoping that we will govern not as two parties but as one nation. (Applause.)

The agenda I will lay out this evening is not a Republican agenda or a Democrat agenda. It's the agenda of the American people.

Many of us have campaigned on the same core promises: to defend American jobs and demand fair trade for American workers; to rebuild and revitalize our nation's infrastructure; to reduce the price of healthcare and prescription drugs; to create an immigration system that is safe, lawful, modern, and secure; and to pursue a foreign policy that puts America's interests first.

There is a new opportunity in American politics, if only we have the courage, together, to seize it. (Applause.) Victory is not winning for our party. Victory is winning for our country. (Applause.)

This year, America will recognize two important anniversaries that show us the majesty of America's mission and the power of American pride.

In June, we mark 75 years since the start of what General Dwight D. Eisenhower called the "Great Crusade" — the Allied liberation of Europe in World War II. (Applause.) On D-Day, June 6th, 1944, 15,000 young American men jumped from the sky, and 60,000 more stormed in from the sea, to save our civilization from tyranny. Here with us tonight are three of those incredible heroes: Private First Class Joseph Reilly, Staff Sergeant Irving Locker, and Sergeant Herman Zeitchik. (Applause.) Please. Gentlemen, we salute you.

  議長、副大統領、議員の皆さん、ファーストレディー、米国民の皆さん、我々は今夜、限りない可能性の瞬間に立ち会っている。新しい議会の始まりにあたり、私は全ての米国民のため、歴史的な大躍進を達成するため皆さんと協力する気持ちでここにいる。

 何百万もの米国民が今、この偉大なる議場に集まった我々を見ており、二つの政党としてではなく、一つの国家として統治することを望んでいる。

 私が今夜示す計画は、共和党の計画でも民主党の計画でもない。米国民の計画だ。

 我々の多くが中核となる同じ約束のために運動してきた。それは、米国の労働者のために米国の雇用を守り、公平な貿易を要求することだ。国のインフラ(社会基盤)を再建し、再活性化させることだ。保健医療と処方薬の価格を引き下げることだ。適法で近代的で安全な移民制度を作り上げることだ。米国の利益を第一にする外交政策を追求することだ。

 米国政治には新たな機会がある。それをつかみとる勇気さえあればいいのだ。勝利とは、自分の政党を勝たせることではない。国民のために勝つことだ。

 今年、米国の使命の荘厳さと米国人の誇りの力を確認する二つの大事な記念日を迎える。

 6月には、アイゼンハワー将軍が大いなる聖戦と呼んだ、連合国軍による欧州解放作戦の開始から75年を迎える。ノルマンディー上陸作戦の決行日の「Dデー」、つまり1944年6月6日、我々の文明を暴政から救うため1万5000人の米国の青年たちが空から、6万人以上が海から強襲した。

 そのときの信じられないほど素晴らしい英雄3人が今夜、我々と共にここにいる。ジョゼフ・レイリー1等兵、アービング・ロッカー2等軍曹、ハーマン・ゼイトチク軍曹だ。敬意を表したい。

 

In 2019, we also celebrate 50 years since brave young pilots flew a quarter of a million miles through space to plant the American flag on the face of the moon. Half a century later, we are joined by one of the Apollo 11 astronauts who planted that flag: Buzz Aldrin. (Applause.) Thank you, Buzz. This year, American astronauts will go back to space on American rockets. (Applause.)

In the 20th century, America saved freedom, transformed science, redefined the middle class, and, when you get down to it, there's nothing anywhere in the world that can compete with America. (Applause.) Now we must step boldly and bravely into the next chapter of this great American adventure, and we must create a new standard of living for the 21st century. An amazing quality of life for all of our citizens is within reach.

We can make our communities safer, our families stronger, our culture richer, our faith deeper, and our middle class bigger and more prosperous than ever before. (Applause.)

But we must reject the politics of revenge, resistance, and retribution, and embrace the boundless potential of cooperation, compromise, and the common good. (Applause.)

Together, we can break decades of political stalemate. We can bridge old divisions, heal old wounds, build new coalitions, forge new solutions, and unlock the extraordinary promise of America's future. The decision is ours to make.

We must choose between greatness or gridlock, results or resistance, vision or vengeance, incredible progress or pointless destruction.

Tonight, I ask you to choose greatness. (Applause.)

Over the last two years, my administration has moved with urgency and historic speed to confront problems neglected by leaders of both parties over many decades.

 2019年に我々はまた、月面に米国旗を立てるため勇敢な若い飛行士たちが宇宙を約25万マイル飛んで以来50年となることを祝う。半世紀後(の今)、旗を立てたアポロ11号の宇宙飛行士の1人が(ここに)参加している。バズ・オルドリン氏だ。今年、米国の宇宙飛行士は米国のロケットで宇宙に戻る。

 米国は20世紀、自由を守り、中流階級のありようを一変させた。皆さんが本腰を入れれば、世界の中で米国と競争できるところはない。我々は今、大胆に勇気を持って米国の偉大な冒険の次の章に進まなくてはならない。21世紀にふさわしい新たな生活水準に一新しなければならない。すべての市民が素晴らしい生活の質をもう少しで手に入れられる。

 我々はかつてないほど地域を安全にし、家族を強固にし、文化を豊かにし、信仰を深めるとともに、中流階級をより大きく、より豊かにすることができる。

 そのために我々は復讐(ふくしゅう)や抵抗、報復の政治を拒絶し、協力と妥協、公益の限りない潜在力を追求するべきだ。

 我々は、何十年も続く政治的な行き詰まり状態を共に打開することができる。昔からの分断に橋をかけ、古い傷を癒やし、新しい連立を築き、素晴らしい米国の未来を切り開くことができる。決断は我々にかかっている。

 偉大さか停滞か、成果か抵抗か、未来か復讐か、途方もない進歩か無駄な破壊か、選ばなくてはならない。

 今夜、皆さんに偉大さを選択するよう求める。

 

Over the last two years, my administration has moved with urgency and historic speed to confront problems neglected by leaders of both parties over many decades.

In just over two years since the election, we have launched an unprecedented economic boom — a boom that has rarely been seen before. There's been nothing like it. We have created 5.3 million new jobs and, importantly, added 600,000 new manufacturing jobs — something which almost everyone said was impossible to do. But the fact is, we are just getting started. (Applause.)

Wages are rising at the fastest pace in decades and growing for blue-collar workers, who I promised to fight for. They're growing faster than anyone else thought possible. Nearly 5 million Americans have been lifted off food stamps. (Applause.) The U.S. economy is growing almost twice as fast today as when I took office. And we are considered, far and away, the hottest economy anywhere in the world. Not even close. (Applause.)

Unemployment has reached the lowest rate in over half a century. (Applause.) African American, Hispanic American, and Asian American unemployment have all reached their lowest levels ever recorded. (Applause.) Unemployment for Americans with disabilities has also reached an all-time low. (Applause.) More people are working now than at any time in the history of our country — 157 million people at work. (Applause.)

We passed a massive tax cut for working families and doubled the child tax credit. (Applause.)

We virtually ended the estate tax — or death tax, as it is often called — on small businesses for ranchers and also for family farms. (Applause.)

We eliminated the very unpopular Obamacare individual mandate penalty. (Applause.) And to give critically ill patients access to lifesaving cures, we passed, very importantly, Right to Try. (Applause.)

 この2年間、私の政権は、何十年にもわたり両党の指導者が放置してきた問題に立ち向かうため、切迫感をもって歴史的なスピードで行動した。大統領選からたった2年余りで、我々は空前の好景気をもたらした。かつてないほどの好景気だ。530万の新規雇用を生み出した。製造業で60万の新規雇用を創ったのは特筆できる。誰もがそんなことはできないと言っていた。事実は、これはまだ始まりということだ。

 賃金はこの何十年で最速のペースで増え、私が身を挺(てい)して支援すると約束したブルーカラー労働者で一番伸びている。500万人近い米国人が低所得者向け食料品購入券「フードスタンプ」の支給対象から外れた。米国経済は私が就任した時に比べ、ほぼ2倍の速さで成長している。米国経済は、世界のどこと比べても圧倒的な差をつけて活況だといわれている。

 失業率は半世紀で最も低い。アフリカ系米国人、ヒスパニック系米国人、アジア系米国人の失業率も、史上最低水準だ。障害を持つ米国人の失業率も史上最も低い。歴史的に最多の1億5700万人が今、就労している。

 我々は就労世帯に大規模な減税を行い、児童扶養控除を倍にした。小規模の企業や牧場、家族経営の農場にかかる不動産税や相続税を実質的に廃止した。

 とても不人気だった医療保険制度オバマケアの加入義務違反に対する罰金を廃止した。重病患者が救命治療を受けられるようにした。未承認薬を使えるようにする法案を通過させた。

 

My administration has cut more regulations in a short period of time than any other administration during its entire tenure. (Applause.) Companies are coming back to our country in large numbers thanks to our historic reductions in taxes and regulations. (Applause.)

And we have unleashed a revolution in American energy. The United States is now the number-one producer of oil and natural gas anywhere in the world. (Applause.) And now, for the first time in 65 years, we are a net exporter of energy. (Applause.)

After 24 months of rapid progress, our economy is the envy of the world, our military is the most powerful on Earth, by far, and America — (applause) — America is again winning each and every day. (Applause.)

Members of Congress: The state of our union is strong. (Applause.)

AUDIENCE: USA! USA! USA!

THE PRESIDENT: That sounds so good. (Laughter.)

Our country is vibrant and our economy is thriving like never before.

On Friday, it was announced that we added another 304,000 jobs last month alone — almost double the number expected. (Applause.) An economic miracle is taking place in the United States, and the only thing that can stop it are foolish wars, politics, or ridiculous partisan investigations. (Applause.)

If there is going to be peace and legislation, there cannot be war and investigation. It just doesn't work that way.

We must be united at home to defeat our adversaries abroad. This new era of cooperation can start with finally confirming the more than 300 highly qualified nominees who are still stuck in the Senate. In some cases, years and years waiting. Not right. (Applause.) The Senate has failed to act on these nominations, which is unfair to the nominees and very unfair to our country.

 私の政権はほかのどの政権が任期中に達成したよりも多くの規制撤廃を短期間で実現した。歴史的な減税と規制緩和の結果、多数の企業が米国に戻ってきている。

 米国でエネルギー革命を起こした。米国は今、世界一の石油と天然ガスの産出国だ。今や、約65年ぶりにエネルギーの純輸出国となる。

 24か月の急速な発展を経て、我々の経済は世界の羨望の的だ。軍は地球上で最強だ。米国は日々、勝利している。議員の皆さん、米国は強力である。我が国は活気にあふれ、経済はかつてないほど繁栄している。

 1日には、今年1月だけで雇用が30万4000人増えたとの発表があった。予想のほぼ2倍だった。米国で経済の奇跡が起きている。唯一それを止めるものがあるとしたら、おろかな戦争か政治、あるいは、ばかげた党派的な捜査だろう。

 平和と法律があるところには、戦争も捜査もあるはずがない。そんなことにはならないものだ。

 我々は国外の敵を打ち負かすため、国内で団結しなければならない。

 この新たな協力の時代は、連邦機関のポストにふさわしい高い能力を有する300人以上の候補者の指名承認で幕を開けられる。手続きは今も上院で止まっており、中には何年も待たされている者がいる。上院は行動を怠っており、これでは候補者だけでなく国に対して不公正だ。

 

Now is the time for bipartisan action. Believe it or not, we have already proven that that's possible.

In the last Congress, both parties came together to pass unprecedented legislation to confront the opioid crisis, a sweeping new farm bill, historic VA reforms. And after four decades of rejection, we passed VA Accountability so that we can finally terminate those who mistreat our wonderful veterans. (Applause.)

And just weeks ago, both parties united for groundbreaking criminal justice reform. They said it couldn't be done. (Applause.)

Last year, I heard, through friends, the story of Alice Johnson. I was deeply moved. In 1997, Alice was sentenced to life in prison as a first-time non-violent drug offender. Over the next 22 years, she became a prison minister, inspiring others to choose a better path. She had a big impact on that prison population, and far beyond.

Alice's story underscores the disparities and unfairness that can exist in criminal sentencing, and the need to remedy this total injustice. She served almost that 22 years and had expected to be in prison for the remainder of her life.

In June, I commuted Alice's sentence. When I saw Alice's beautiful family greet her at the prison gates, hugging and kissing and crying and laughing, I knew I did something right. Alice is with us tonight, and she is a terrific woman. Terrific. Alice, please. (Applause.)

Alice, thank you for reminding us that we always have the power to shape our own destiny. Thank you very much, Alice. Thank you very much. (Applause.)

 今こそ超党派の行動が求められる。信じるか信じないかわからないが、それが可能であることを我々はすでに証明している。

 前の議会で、両党は力を合わせ、鎮痛剤オピオイド乱用問題に対処するため前例のない法案を通過させた。包括的な新農業法案、退役軍人省の改革を通した。さらに40年否決され続けた、退役軍人省の説明責任法案を可決した。これにより、素晴らしい退役軍人に対するひどい扱いをようやくなくせる。

 そしてほんの数週間前、両党は画期的な刑事司法改革に向けて団結した。昨年、私は友人からアリス・ジョンソンの話を聞いた。私は深く心を動かされた。

 1997年、アリスは麻薬を巡る違法行為で終身刑を言い渡された。初犯で暴力に手を染めたわけでもなかったのにだ。

 その後20年以上、彼女は刑務所の牧師となり、他の受刑者により良い道を選ぶよう励ましてきた。刑務所の受刑者に大きな影響を与えた。影響はそこだけにとどまらなかった。

 アリスのケースは、判決の不平等や不公平を明確に示している。この不公正を是正する必要がある。彼女はほぼ22年間受刑し、残りの人生を刑務所で過ごすことになっていた。

 私は6月、アリスを減刑した。彼女は今夜ここにいる。アリス、ありがとう。我々にはいつだって自身の運命を決める力があることを思い出させてくれた。

 アリスのすてきな家族が刑務所の門で彼女を迎え、抱きしめ、キスを交わし、泣き、笑うのを見たとき、私は正しいことをしたと実感した。

 

Inspired by stories like Alice's, my administration worked closely with members of both parties to sign the FIRST STEP Act into law. Big deal. (Applause.) It's a big deal.

This legislation reformed sentencing laws that have wrongly and disproportionately harmed the African American community. The FIRST STEP Act gives non-violent offenders the chance to reenter society as productive, law-abiding citizens. Now states across the country are following our lead. America is a nation that believes in redemption.

We are also joined tonight by Matthew Charles from Tennessee. In 1996, at the age of 30, Matthew was sentenced to 35 years for selling drugs and related offenses. Over the next two decades, he completed more than 30 Bible studies, became a law clerk, and mentored many of his fellow inmates.

Now, Matthew is the very first person to be released from prison under the FIRST STEP Act. (Applause.) Matthew, please. Thank you, Matthew. Welcome home. (Applause.)

Now, Republicans and Democrats must join forces again to confront an urgent national crisis. Congress has 10 days left to pass a bill that will fund our government, protect our homeland, and secure our very dangerous southern border.

 アリスのような話をきっかけに、私の政権はファースト・ステップ法の成立に向けて、両党の議員と緊密に連携した。この法は、アフリカ系米国人の権利を誤ったやり方で過剰に損なってきた刑法を改革するものだ。

 ファースト・ステップ法は、暴力を伴わない犯罪者が生産的で法を順守する市民として社会復帰する機会を与える。今、国中の州が続こうとしている。米国は罪が償えることを信じる国だ。

 今夜、ここにテネシー州からマシュー・チャールズも来ている。1996年、マシューは30歳のとき、違法薬物販売などの罪で35年の刑を言い渡された。その後20年にわたり、30以上の聖書の講義を修了し、法務書記となり、受刑者たちの良き助言者となった。彼は今、ファースト・ステップ法のもとで出所した最初の元受刑者となった。ありがとう、マシュー。

 今、共和党と民主党は、差し迫った国家の危機に立ち向かうために再び力を合わせなければならない。

 国土を守り、南部国境を厳重に警備する予算案を通すために、議会には10日の期間が残っている。

 

Now is the time for Congress to show the world that America is committed to ending illegal immigration and putting the ruthless coyotes, cartels, drug dealers, and human traffickers out of business. (Applause.)

As we speak, large, organized caravans are on the march to the United States. We have just heard that Mexican cities, in order to remove the illegal immigrants from their communities, are getting trucks and buses to bring them up to our country in areas where there is little border protection. I have ordered another 3,750 troops to our southern border to prepare for this tremendous onslaught.

This is a moral issue. The lawless state of our southern border is a threat to the safety, security, and financial wellbeing of all America. We have a moral duty to create an immigration system that protects the lives and jobs of our citizens. This includes our obligation to the millions of immigrants living here today who followed the rules and respected our laws. Legal immigrants enrich our nation and strengthen our society in countless ways. (Applause.)

I want people to come into our country in the largest numbers ever, but they have to come in legally. (Applause.)

Tonight, I am asking you to defend our very dangerous southern border out of love and devotion to our fellow citizens and to our country.

No issue better illustrates the divide between America's working class and America's political class than illegal immigration. Wealthy politicians and donors push for open borders while living their lives behind walls, and gates, and guards. (Applause.)

Meanwhile, working-class Americans are left to pay the price for mass illegal migration: reduced jobs, lower wages, overburdened schools, hospitals that are so crowded you can't get in, increased crime, and a depleted social safety net. Tolerance for illegal immigration is not compassionate; it is actually very cruel. (Applause.)

 今こそ、米国が不法移民をなくし、密入国を手引きする冷酷な一味や組織、麻薬密売人や人身売買組織を壊滅するために取り組んでいることを、議会は世界に示すときだ。

 今こう話している最中も、中米からの移民集団の大規模な隊列が米国を目指している。メキシコの複数の市当局が、不法移民を地域から排除するために、バスやトラックに彼らを乗せ、我が国の国境警備が手薄な場所に送り込んでいるそうだ。このとんでもない猛襲に対処するため、南部国境に3750人の部隊派遣を命じたところだ。

 これは倫理問題だ。南部国境の無法状態は、すべての米国民の安全、治安、金銭的安定に対する脅威だ。我々は、国民の暮らしと雇用を守る入国管理体制を作り出す義務がある。

 これには、規則を守り、法令を順守している、今ここに暮らす何百万人もの移民に対する我々の責任も含まれる。合法な移民は、様々な形で我が国を豊かにし、社会を強くする。私は我々の国に、かつてないほど多くの人々に来てほしい。しかし、それは合法的でなければならない。

 不法移民ほど我が国の政治的、階級的な分断を明示する問題はない。豊かな政治家や献金者は、壁と門と警備に守られながら、国境の開放を求めている。一方で、米国の労働者たちは、雇用の減少、低賃金、教育の負担、社会保障の衰退といった大規模な不法移民の代償を払っている。

 

One in three women is sexually assaulted on the long journey north. Smugglers use migrant children as human pawns to exploit our laws and gain access to our country. Human traffickers and sex traffickers take advantage of the wide-open areas between our ports of entry to smuggle thousands of young girls and women into the United States and to sell them into prostitution and modern-day slavery.

Tens of thousands of innocent Americans are killed by lethal drugs that cross our border and flood into our cities, including meth, heroin, cocaine, and fentanyl.

The savage gang, MS-13, now operates in at least 20 different American states, and they almost all come through our southern border. Just yesterday, an MS-13 gang member was taken into custody for a fatal shooting on a subway platform in New York City. We are removing these gang members by the thousands. But until we secure our border, they're going to keep streaming right back in.

Year after year, countless Americans are murdered by criminal illegal aliens. I've gotten to know many wonderful Angel moms and dads, and families. No one should ever have to suffer the horrible heartache that they have had to endure.

Here tonight is Debra Bissell. Just three weeks ago, Debra's parents, Gerald and Sharon, were burglarized and shot to death in their Reno, Nevada home by an illegal alien. They were in their eighties, and are survived by 4 children, 11 grandchildren, and 20 great-grandchildren. Also here tonight are Gerald and Sharon's granddaughter Heather, and great-granddaughter Madison.

 不法移民への寛容は思いやりではない。現実は非常にひどいものだ。(米国を目指し)北上する女性の3人に1人が性的暴行を受けている。密売人たちは、我々の法律を悪用し、我々の国に入国するために移民の子供を人質として利用する。

 人身売買業者たちは、何千人もの少女や成人女性を米国に密入国させ、彼女らを売春に従事させるため、我々の通関施設間の広い地域をたくみに利用している。

 何万人もの善良な人々が、我々の暮らす街に国境を越えて流入した覚醒剤、ヘロイン、コカインなどの危険な薬物によって死んでいる。

 悪質なギャング組織「MS―13」が少なくとも20州で活動している。彼らのほとんどは南部国境を越えて入ってくる。ちょうど昨日、メンバーの一人がニューヨークの地下鉄ホームでの射殺容疑で拘束された。我々はこのようなギャングのメンバーを排除しているが、国境の安全が保証されるまで、彼らは逆流し続ける。

 年を追うごとに、犯罪的な不法外国人によって殺害される米国人は数え切れない。

 私は多くの素晴らしい「天使の母たち、父たち、家族ら」を知るようになった。誰も、彼らが耐えなければならなかったようなひどい心痛に苦しむべきではない。

 今夜ここに、デボラ・ビッセルが来ている。3週間前、デボラの両親ジェラルドとシャロンはネバダ州リノの自宅で強盗に入った不法な外国人に撃たれて亡くなった。2人は80歳代で、4人の子供と11人の孫、20人のひ孫がいた。ここには、その孫娘のヘザーとひ孫のマディソンも来ている。

 

To Debra, Heather, Madison, please stand. Few can understand your pain. Thank you. And thank you for being here. Thank you very much. (Applause.)

I will never forget, and I will fight for the memory of Gerald and Sharon that it should never happen again. Not one more American life should be lost because our nation failed to control its very dangerous border.

In the last two years, our brave ICE officers made 266,000 arrests of criminal aliens, including those charged or convicted of nearly 100,000 assaults, 30,000 sex crimes, and 4,000 killings or murders.

We are joined tonight by one of those law enforcement heroes: ICE Special Agent Elvin Hernandez. When Elvin — (applause) — thank you.

When Elvin was a boy, he and his family legally immigrated to the United States from the Dominican Republic. At the age of eight, Elvin told his dad he wanted to become a Special Agent. Today, he leads investigations into the scourge of international sex trafficking.

Elvin says that, "If I can make sure these young girls get their justice, I've [really] done my job." Thanks to his work, and that of his incredible colleagues, more than 300 women and girls have been rescued from the horror of this terrible situation, and more than 1,500 sadistic traffickers have been put behind bars. (Applause.) Thank you, Elvin.

 ほとんどの人はあなたたちの痛みを理解できない。ありがとう、ここにいてくれてありがとう。本当にありがとう。私は決して忘れないし、ジェラルドとシャロンのために、このようなことが二度と起こらないように闘う。

 危険な国境の管理を怠り、もうこれ以上、米国人の生命が奪われることがあってはならない。

 米移民・関税執行局(ICE)は、この2年間で、26万6000人の不法な外国人を拘束した。この中には、性犯罪にかかわった3万人や、殺人事件に関与した4000人が含まれる。

 こうした法執行の英雄の一人がここに来ている。ICE特別捜査官のエルビン・ヘルナンデスだ。エルビンと彼の家族はドミニカ共和国から合法的に米国に移住してきた。8歳の時、エルビンは父親に捜査官になりたいと言った。彼は今、国際的な性的人身売買を取り締まる捜査を指揮している。エルビンは言う。「もしこれらの若い少女たちが確実に正義を得られるならば、私は本当に自分の仕事をしたことになる」。彼と彼の同僚のおかげで、昨年、300人以上の女性らが恐怖から救われ、1500人以上の残虐な人身売買業者らが投獄された。

 我々はいつも、法執行に関わる勇敢な男女を支持する。私は今夜、ICEの英雄を滅ぼすことはないと誓おう。ありがとう。

 

We will always support the brave men and women of law enforcement, and I pledge to you tonight that I will never abolish our heroes from ICE. Thank you. (Applause.)

My administration has sent to Congress a commonsense proposal to end the crisis on the southern border. It includes humanitarian assistance, more law enforcement, drug detection at our ports, closing loopholes that enable child smuggling, and plans for a new physical barrier, or wall, to secure the vast areas between our ports of entry.

In the past, most of the people in this room voted for a wall, but the proper wall never got built. I will get it built. (Applause.)

This is a smart, strategic, see-through steel barrier — not just a simple concrete wall. It will be deployed in the areas identified by the border agents as having the greatest need. And these agents will tell you: Where walls go up, illegal crossings go way, way down. (Applause.)

San Diego used to have the most illegal border crossings in our country. In response, a strong security wall was put in place. This powerful barrier almost completely ended illegal crossings.

The border city of El Paso, Texas used to have extremely high rates of violent crime — one of the highest in the entire country, and considered one of our nation's most dangerous cities. Now, immediately upon its building, with a powerful barrier in place, El Paso is one of the safest cities in our country. Simply put: Walls work, and walls save lives. (Applause.)

So let's work together, compromise, and reach a deal that will truly make America safe.

 我が政権は、南部国境の危機を終わらせるため、良識ある提案を議会にしてきた。それは、人道支援や更なる法執行、入国時の薬物探知、子供の人身売買を可能にする抜け穴を封じること、国境の物理的な壁を含む。過去には、ここにいるほとんどの人が壁に賛成票を投じたが、壁は適切に建設されていない。私はそれを建設する。

 これはスマートで戦略的で向こうが見通せる鋼鉄の障壁であり、ただのコンクリート壁ではない。これは、国境警備隊によって必要性があると確認された場所に設置されるだろう。壁がつくられたところでは不法入国は激減すると国境警備隊は言うはずだ。

 サンディエゴ(カリフォルニア州)は、米国で最も多くの不法入国があった。サンディエゴ住民や政治指導者の要求に応じて、頑丈な壁が導入された。この頑丈な壁は不法入国をほぼ完全に収束させた。

 メキシコとの国境都市であるテキサス州エルパソは、かつて、米国内で凶悪犯罪率が最も高い都市の一つで、最も危険な都市の一つと考えられていた。今は強力な壁のおかげで、エルパソは最も安全な都市の一つになっている。端的に言えば、壁は機能し、壁は人命を救う。

 だから、協力し、歩み寄り、真に米国を安全にする取引を成立させよう。

(その2)に続く。

by チイ


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Batch Normalization(バッチ正規化) [学問]

 たまたまYouTubeを見ていたら、2019年センター数学の数学IA第2問の統計分野の問題が良問だということで、YouTubeにその問題の解説をアップしている人の動画がありました。見ていたら、なんとDeep Learningなどでもよく使われる機械学習のテクニックである「Batch Normalization」の基礎的な計算問題でした。

 実は、バッチ正規化は「ゼロから作るDeep Learning(オライリー・ジャパン)」の第6章「学習に関するテクニック」の中の6.3節Batch Normalizationで解説されています。今年度の出題者が統計分野の問題として、バッチ正規化の中から関係ありそうなものを選んで出題したのかどうかは分かりませんが、高校の数学も今の時代にマッチした分野はどんどん積極的に取り入れていけばいいと思います。

 バッチ正規化とは、2015年にGoogleから提案された比較的新しい手法で、学習を行う際のミニバッチを単位として、ミニバッチごとに下記式により正規化を行います。アイデアとしては、各層で適度な広がりを持つように、”強制的”にアクティベーションの分布を調整しようというものです。(イメージ的には塔を構成しているブロックが横に大きく動くと不安定なものになるのを、ブロックを真っ直ぐ上に積み上げるようなイメージ。)結果、深層学習のトレイニングの学習スピードを加速させるなどのメリットがあります。

 μB  ←  (1/m)Σi=1~mxi

    σB2    (1/m)Σi=1~m(xi - μB)2

    i    (xi - μB) / (√(σB2 + ε))

    y   γ i + β

 やっていことは、ミニバッチの入力データ{x1,x2,・・・,xm}を、平均0、分散1のデータ{1,2,・・・,m}に変換するというシンプルなものです。試験の中では、この変換後のデータの平均(0)と分散(1)の値を問うという設問になっています。上記書籍の中では、ここはもう当たり前にそうなるものだとして特に証明などはされていませんが、まだ確認されてない方はこの機会に一度計算してみるといいと思います。

 さらにバッチ正規化レイヤは、この正規化されたデータに対して、固有のスケールとシフトで変換を行います。(一番最後の式)ここで、γとβはパラメータで、初期値γ=1、β=0からスタートして、学習によって適した値に調整されていきます。学習の仕方はこの書籍で紹介されている下記の文献(1)、(2)の中の計算グラフに従って、common/layers.pyのBatchNormalizationクラスに記述されているので、インプリメンテーションに自信のない方は、一度その中に書かれてあるPythonコードを読めば何をやっているかがよく分かると思います。

 機械学習を勉強されている方で、バッチ正規化って何だったかもう忘れてしまったという方は、今年度のセンター数学の統計の問題としても出題されたので、この機会に理解を完全なものにしてみてはどうでしょうか?





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羽生さんタイトル通算100勝ならず27年ぶりの無冠 [社会]

 昨日将棋竜王戦で羽生さんが広瀬さんに敗れ(3勝4敗)、27年ぶりの無冠になった。タイトル通算100勝の記録もかかっていた平成最後の大一番だったので残念な気もするが、現在は年8タイトル制になって試合数も多くなっているので、来年には是非速く1勝してタイトル通算100勝を達成して欲しい。


 羽生さんも御年48歳になって、もう大ベテランの年齢になってしまっているが、1世代下の、渡辺さん、広瀬さん、佐藤さんが30代で、残りのタイトルホルダーのほとんどが20代の若さという中で、将棋界も若返りの傾向を見せているのはいいことだと思う。今注目されている藤井君が棋士になる前から将棋ソフトに馴れ親しんでいる世代で、棋士になりたての頃から将棋ソフトに接してきている今の20代が中心の将棋界で、羽生さんがまだ現役としてやっていけているということは本当に凄いことだと思う。いずれにしてもこれからの将棋界で強くなっていくためには、将棋ソフトとの相性が悪い人は駄目だと思う。昔のように人間同士で勉強会をやって情報交換をしているだけでは駄目だと思う。


 本当は、藤井君の壁になるのは世代的にも羽生さんではなくて、30代の渡辺さんや広瀬さんや佐藤さんがならなくてはいけなと思う。渡辺さんもここの所、20代棋士からの突き上げがキツイのかどうか分からないが、調子を崩して以前ほどの強さはなくなってしまっている。まだ老け込むような年では無いと思うのだが。30代が頑張らないと直ぐに今の20代の棋士と藤井君たちの10代の棋士のソフト世代の時代に突入してしまうかもしれない。


 今回の第3、4戦で羽生さんが敗れた試合では、将棋ソフトがその能力を遺憾無く発揮していた。第3戦は終盤に差し掛かった時点で、羽生さんの方が+1,000点ほどリードしていて勝利はほぼ間違いないと思っていたら、将棋ソフトが選択した指し手と同じ所に広瀬さんが打った瞬間にそのリードが消えてしまって、その後広瀬さんに逆転されてしまった。第4戦はもっと劇的で、終盤に差し掛かった時点で、羽生さんの方が+2,000点ほどリードしていたが、羽生さん自身の2回の指し手で続けて−1,000点を2回繰り返して並ばれて、その後直ぐに逆転負けしてしまった。指し手が将棋ソフトの評価値をもし見ていたら、本当に心臓に悪いだろうなと思ってしまった。


 私自身、終盤で+2,000点以上リードしていて、しかも自分自身の指し違えで負けたというのは初めて見たのでショックが大きかった。たらればになってしまうが、このシリーズは第4戦での羽生さんが順当に勝利していれば恐らく4勝1敗で羽生さんの勝ちになっていたはずだ。また第6戦では広瀬さんの完勝で、勝負が2日目の午前中に決まってしまうというようなハプニングもあった。勝負事では絶対にしてはいけない負け方というのがあって、今回はそれが2度も続いてしまったので、羽生さんが敗れたのは必然だったのかもしれない。勝負事の恐ろしさをあらためて思い知らされた今回の対戦だった。


 今将棋の世界で起きている事は、これから10年後くらい後の知的な仕事を職業にしている人がAIとどのように付き合っていけば良いかの実験場だと思う。人間とAIは思考パターンが全然違っているので、AIに完全におんぶに抱っこ状態になってしまって頼り過ぎるのも良くない。かと言って無視していれば、時代の流れからどんどん置いていかれることになる。AIとの適切な距離を保ちながら、AIを道具として最大限に活用できる人がこれからの時代の勝者となっていくことは間違いないと思う。


by チイ

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21世紀のAIの覇者はイスラエルになっているかもしれない [コンピューター]

 聖書のエゼキエル書38章によると、終末になるとロシアがイランやトルコを引き連れて現在のイスラエルに攻め入ることになっている。その時のイスラエルは経済的に物凄く発展した裕福な国になっていて、その富を奪うためにロシアが侵入するとされている。

 つい最近まで、アメリカの後の世界の覇権国はどこになるのだろうか?と考えた時、もとイギリスの植民地だった国を辿って、大英帝国→アメリカ→オーストラリアの順番になるのかな?とも思っていた。オーストラリアが世界の覇権国になるためには、現在アメリカで活躍しているユダヤ人達が、オーストラリアに向けて大移動を始めるということになるが、21世紀は気候変動などで北半球で人が住めなくなって、南半球の時代になるという話もあるので、かなり信憑性があるのではないかとも思っていた。

 しかし、今の世界情勢に照らして考えた場合、ポストアメリカの覇権国というか、ユダヤ人自身に一番祝福される国はおそらくイスラエルになっているはずだ。今日本の人口は減る一方だが、イスラエルでは建国時の60万人から現在の884万人、建国100周年の年(2048年)には1520万人の人口が見込まれている。世界中の国々からイスラエルに向かって多くのユダヤ人達が戻って来ているのだ。21世紀の世界一のハイテク産業の国はアメリカを抜いてイスラエルになっているはずだ。

 そして今、アメリカ以外の国でイノベーション大国になったイスラエルに対して物凄い額の投資を行っているのがドイツと中国の2国。ドイツは第2次世界大戦のホロコーストの恩讐を超えてイスラエルとの間に良好な関係を結んで、現在イスラエルに研究拠点を置く企業が増えている。(2017年の時点で約300社)特に積極的なのが自動車産業のVWやアウディ、BMWでイスラエルの世界最先端のモビリティ・サービスを狙って、提携や買収が行われている。一方で中国は2010年代に入ってから中国企業によるイスラエル企業の買収が急に増えていて、2016年度の投資額は160億ドル(1兆7600億円)で、後数年で倍増すると言われている。(一方で日本の2016年度のイスラエルへの投資額は2億ドル(222億円)で中国の1/80にすぎない。)

 それよりももっと驚いたのは、中国とイスラエルの交流がビジネスの分野だけではなく、教育や科学などの学術の分野でも緊密化していることだ。2017年にはイスラエル工科大学(テクニオン)が広東省・汕頭にGTIIT(広東テク二オン・イスラエル理工学院)と呼ばれるキャンパスを開設した。また2014年にはテルアビブ大学と北京の清華大学が3億ドルを投じてテルアビブ・キャンパスに大学院生向けの研究センターを開設している。2015年には北京で「イノベーションに関する協力のための3ヶ年行動計画」に調印して、「7プラス7研究連合体」を発足させている。(このプロジェクトには中国の清華大学、北京大学などの7校、イスラエルのテクニオン、テルアビブ大学、ワイズマン科学研究所などの7つの大学・研究機関が参加している。)近年の中国のコンピュータ・サイエンス分野での躍進の背後にはイスラエルの頭脳の存在があるのは間違いない。

 現在日本の大学の中に、これからの時代一番重要になってくるコンピュータ・サイエンスを教えることのできる教育機関が無いということは、逆に考えると日本の大学改革のチャンスでもあるということだ。東大、京大以外の旧帝国大学のどこかにGTIITのようなものを作れば、そこが日本のコンピュータ・サイエンスの最高峰になる。県や市を挙げて地方の国立大学でAIやITの人材を育成したい場合には、そこが名乗り出てもいいかもしれない。そうすれば東大や京大もうかうかしてられなくなって、本当の意味での大学間の競争が起こるようなる。分野ごとの拠点が分散化されれば競争も活性化されるはずで、全ての分野の日本の最高峰が東大や京大にある必要性は全く無いように思う。オリンピックや万博といった過去の遺物に大金を投入して、お金の使い方ひとつ取って見ても、戦略という観点からは日本は中国の足元にも及ばない国になってしまっている。


(注)GTIITのホームページ   https://www.gtiit.edu.cn/en/index.aspx

by チイ

 

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今世紀中頃までのコンピュータ・サイエンスの進展がその後の世界を決めてしまうかもしれない [コンピューター]

 コンピュータ・サイエンスはノーベル賞の対象外の分野ではあるが、現在その価値や重要性はノーベル賞以上のものがあると思う。特に自立型AI(AGI)の開発は、その影響がノーベル賞の6分野や数学にまでも及ぶことは必至で、それが完成した暁のインパクトは計り知れないものがある。(その価値は100ノーベルと言ったところだろうか?)そしてその機会はこの20〜30年くらいが勝負になると思うのだが、その機会を逃した国家は、恐らくその後この分野では永遠に後塵を拝することになると思う。そして前にも書いた通り、その敗北はこの分野だけに留まらないで、全ての分野に及んでしまう。


 アメリカやイスラエルや中国が、この分野で熾烈な競争をしている理由がお分かり頂けただろうか?現在、アメリカが中国に対して「貿易戦争」を仕掛けている背景には、この分野で中国に先を越されてしまいかねない危機感の現れでもあるように思う。アメリカはこの分野での競争で中国に負けてしまうと、その後もう取り返しのつかない状況に追い込まれてしまうのが分かっているからだ。世界のパワー・バランスも大きく変わってしまうだろう。日本も今世紀中頃までの研究開発費の半分以上をこの分野に投入していくくらいのメリハリのある予算編成をしていかないと世界での競争には勝ち残れないと思う。


 2018年9月24日のブログにも書いたが、私は2018年度のコンピュータ・サイエンス分野で、中国の清華大学が世界第一位になったことに強い衝撃を受けてしまった。(しかも上位100位内に中華系の大学が1/4も含まれている。)一方で日本はどうかと言えば、最高が東京大学の91位の一校のみ。サッカーのワールドカップで日本代表の順位が良い時で40番台くらいで、8年に一回くらいに割合で2次リーグに出たり出なかったりで、2次リーグでは直ぐに敗退してしまって優勝にはほとんど縁遠いことを考えると、91番というほとんどドンべの順位は、あって無いようなものだと思う。つまり、現在の日本の大学や研究機関で一番旬なコンピュータ・サイエンスを教えられるような機関は存在しないということだ。これに危機感を感じない人はどうかしていると思う。


 これを打開するには、①「日本の優秀なコンピュータ・サイエンスの若い人材を海外の大学に留学させて学ばせる」か、②「海外の優秀な人材を日本の大学や研究機関に召集して教鞭をとってもらう」かのどちらかしか無いように思うが、国としてもその方針もまだはっきりと定まっているわけでも無い。東京オリンピックを中止にして、その予算を全て①や②に投入するくらいの、よほど思い切った大英断をしない限りこのピンチは脱出できなと思うのだが、日本政府の対応は呑気なものである。大学や企業の対応も、もう古くなってしまった分野や製品を自分たちがやって、一番重要な部分は他人任せで手も足も出ないような状況では、これから先が思いやられる。


 日本人が「情報戦」でいつも同じような間違いを繰り返してしまう原因に、「地点は取り戻すことができるけど機会は取り戻すことができない。」という教訓がある。日本人は、後追いでゼロ・サムゲームの応用を戦って陣地(地点)を取り返すことは得意で、実際に「モノ」の時代にはそれはうまく行ったのだが、「情報」の時代にはそれは通用しない。一瞬だけ開いた「幸運の窓」をリスクを冒して掴みにいかない限り、チャンスは決して巡って来ない。受験の「ゼロ・サムゲーム」に馴れっ子になってしまって、それが公平であると思い込んでしまっている教育そのものから変えていかないとこれからの世界での成功は覚束ないと思う。


by チイ


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日本人の聖書の読み方 [宗教]

 あらゆる文化のベースには宗教がある。でも残念ながら、「聖書」と仏教経典や論語、ギリシャ神話、日本書紀などは同等ではない。その分かりやすい説明として、最近、「白取春彦」著の「独学術」という本を書店で立ち読みしていたら、宗教知識が欠けている多くの日本人にはぴったりの「聖書」の解説がしてあった。その中で次のように書かれてある。

・真の教養の第一は聖書を読むことである。

・何を独学するにしても、聖書を読まずに始めるならば、新たな偏見を自分の中につくるだけに終わる。

 そして、その理由として次のように書いてある。

・世界には聖典だの経典だのというものがあまたあるが、その中でも世界の形成に事実として寄与してきたのは聖書だけである。キリスト教徒が世界で圧倒的多数を占めたために現代世界が形づくられた訳ではない。

・教養とは、結局は古代の中国官僚の処世術に過ぎない論語を読んで身につけるものではない。論語は世界の文化を形成していない。教養を身につけるとは、世界を形成してきた聖書を読むことなのである。

・つまらない誤解がある。聖書は、ユダヤ教やキリスト教に人々を勧誘するための書物ではない。また、聖書にありがたい教えばかりが書かれているのでもない。聖書に描かれているのは、人間への神の関わりである。

世界の土台が聖書にあるのだから、そこに何がどのように書かれているかを知っておくかどうかで世界の見方が変わるのは当然のことだ。仏教経典をいくら読んだところで世界は少しも理解できない。しかし、聖書を読んでいれば、仏教経典に何が書かれているのかさえ理解できるようになるのである。

 つまり聖書を読む必要があるのは、「聖書を知らないと世界が理解できない」からなのだ。特に若い人は、10代や20代の時に、聖書を一通り読んでおくことをお勧めする。特に将来、海外での仕事を考えている人にとっては必須だと思う。本当は高校3年間で学ぶ英文読解の各章のトピックスの中に、聖書を英語で読むような章を何箇所か入れてもいいように思う。英語の好きな人は、英語の原書で読めば、くだらない大学受験の英語の勉強をするより、よっぽどためになると思う。

 日本人が「戦略音痴の戦術バカ」になってしまうのは、聖書を読んでいないからだと思う。理系でいくらサイエンスや工学を一生懸命に勉強して、自分は知識人だと思っていても、聖書のことを知らなければ、ただの戦術バカだ。文系でももの凄く本を読んで国際的な政治通や経済通になったとしても、聖書のことを知らなければ、世界は理解できない。何が最も恐ろしいかと言えば、それは戦術のことしか知らない人間が、戦略のことを知らないで世界のトップになろうとしたり、なってしまうことだと思う。

 最近、人工知能のAGIのこと考えていると、人間とAIの関係が丁度、創造主(神)と人間の関係にそっくり似てきているような気がする。AGIが完全自動で自身のプログラムの中身を書き換え始めて、人間が書いたプログラムの痕跡が完全に消えてしまった時、人は少しでも作者としての自分の痕跡をマシンの中に残しておきたいと考えるのではないだろうか?それは丁度、「アブラハム契約」で神の意志をユダヤ人を通して人間に伝えようとしたように、人間が作った最高傑作のマシンにその役割を人が期待するのはごく自然の様に思われる。

by  チイ


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